厄払いはお寺・神社・八幡さま?皆さんは厄払いを受けたとがありますか?男性、女性ともに前厄・本厄・後厄があるのはご存知かと思います。男性であれば数え年で42歳、女性は33歳になる年が人生での大厄と言われています。
人生での分岐点にもなり得る年(結婚・出産・離婚・家を購入するなど)ですから、大厄にあたる方が厄払いをするというのはよく耳にするのではないでしょうか。しかし、厄払いはいつでも受けることが出来ますので、厄年ばかりと思わずに気軽に捉えておくと良いかもしれません。
いざ厄払いに行こうと思い立つと、次はどこでお祓いを受けるかということになると思いますので、「厄除け・厄払いはお寺・神社・八幡さま?どこに行けばいい?」という内容で、このページでご紹介していきます。
このページはこんな内容です!(目次)
【厄除け厄払い】お寺・神社 違い
お寺の特徴
お寺は仏教が根底にある存在です。
- 崇拝・信仰の対象は仏陀、仏様(大日如来、薬師如来、釈迦如来、地蔵菩薩、不動明王など)
- 僧侶・尼・住職がいる
- 山門がある
- お堂・鐘撞堂がある
- 五重塔(ないところもあるがある場合はお寺)
- お墓・墓地がある
神社の特徴
神社は神道が根底にある存在です(主に日本の神様)。キリスト教などの海外由来の神道は教会と呼ぶことが多い。
- 崇拝・信仰の対象は産土神、天神地祇、皇室や氏族の祖神、偉人や義士などの霊、自然(太陽・石・木など)、生物(蛇、狐、架空の獣など)など。
- 神主・神官・巫女がいる
- 鳥居がある
- 鈴・注連縄がある
お寺が厄払い?神社が厄除け?
厄払いは全国各地のお寺や神社で受けられると思われている方が多いのではないでしょうか。実際には、少し違いがあり、お寺で受けることが出来るのが厄除けで、神社で受けるのが厄払いと言われています。
お寺で受けることが出来るのが厄除けで、神社で受けるのが厄払い!?
厄除けとは予防!?
厄除けとは、厄を寄せ付けないように予め対策をするというものです。感染症で例えるなら、感染しないように手洗いうがいやマスクをつけて予防をするというものです。
厄払いは治療!?
一方、厄払いは既に憑りついた厄を祓うというものです。先の例で言うなら、既に感染している状態で、吉兆に向かうよう、治療を受けたり、薬を飲むというものです。
厄除け・厄払いは結局どこで受けてもいいのか?
必ず厄除けか厄払いかで考え、適した場所で受けなければならないということではありません。それぞれの家系での信仰や、馴染みのある神社に行きたいなど事情もあると思いますので、強制ではありませんし、効能が薄れるということもありません。
厄をどうにかしたいと考えるくらいですので、いずれの場所で受けても今よりは良い方向に向かっていくと考えると良いですね。
出は八幡様で厄除け・厄払いは?
ところで神社の中にもいくつか種類があることをご存知でしょうか。そのひとつに「八幡宮(以下八幡さま)」というものがあります。
折角、お寺と神社で結論が出たのに、まだ考えることがあるのかと思う方もいるかもしれませんが、神社は祀られている神様によって分類され、枝分かれしているということは知ってても損はありません。
さて、この八幡さまは、応神天皇(誉田別名/ホンダワケノミコト)を祀っている神社です。「お稲荷さん」や「お伊勢さん」と同じくらい分祀があり、全国で2位の数を誇ると言われています。ちなみに「八幡神社」と呼ばれるところもありますが、同じ神様です。
この応神天皇は武神として語り継がれているため、例えば受験などの一大勝負を控えた方が参拝するのに相応しい神社とも言えます。今現在では庶民の神様として交通安全や健康、もちろん厄祓いにも良しとされています。
もしかしたらこの時点で、ご利益に関して祀られている神様ごとに強みを持ちつつも、どこに赴いても大差ないのではないかと感じる方もいるのではないでしょうか。
例えば多くの神社の販売所には、全ての事項に効果のありそうな御守りを置いており、これを買ってしまえば良いのではないかと感じたことはありませんか?このようなことを言ってしまえば本末転倒に思われるかもしれませんが、結局は気にするか気にしないかの話になってくるのではないでしょうか。
わたしが数年前、厄払いに訪問したのは東京都足立区にある「西新井大師」でした。「大師」とは寺院のこと、お寺を指します。お寺は厄除けというのは先のとおりですが、このときわたしは既に不運に見舞われておりました。
後々調べてみると、どうやらこの西新井大師は厄除けの名所だったようですが、当時のわたしは「参拝ついでにご祈祷でも受けてみよう」と、その程度の考えだったのです。更に言うと「ご祈祷を受けたからもう大丈夫」と思えたと言うよりは、「ご祈祷を受けたという事実」とそのときにいただいた「お礼」を見て初めて「これから良い方向に向かうかもしれない」と思えたのです。
なんとも不敬な話ですよね。ちなみに厄除けを体験したわたしのその後ですが、不思議と悪いことは起こらなかったように思います。気の持ちようとは言いますが・・・。
これまでのことをまとめますと、お寺では厄除け、神社では厄払いが出来る。神社は八幡さまやお稲荷さん等いくつか系統が分かれているが、大差はなさそうだと言うことです。
訪問する場所選びで悩むより、近所の厄除け・厄払いが出来るところに気楽に訪問してみるのが良いと思います。思い立ったが吉日とも言いますしね!いずれも神聖な場であるので、日頃の喧騒を忘れ、リフレッシュするという意味でも良い機会ではないでしょうか。
お稲荷さんで厄払い
番外編~お稲荷さんで厄払い~
前項にてお伝えしたのは、「こだわりを捨てて取り敢えず訪問してみましょう!」というものでした。しかし、やはり気になってしまう人もいると思いますので、ここでは分祀数全国1位のお稲荷さんをご紹介します。
お住いの地域によっては、八幡さまよりもお稲荷さんの方が近い方もいるのではないでしょうか。
お稲荷さんは敷地内に狐の像がいくつも置いてあり、狐のイメージが強いですが、祀られているのは宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)であり、狐は神の使いであるとされています。お稲荷さんは「稲が成る」という言葉が変化してこのような名前になったと言われており、稲作などの農業の神様であるとのこと。
さいごに
近年の日本は台風や地震といった自然災害により、農林水産関係に甚大な被害を受けています。従事者はもちろんのこと、私たちの食の供給を願う意味でも一度訪れて厄払いを受けてみると良いでしょう。
いかがでしたか。厄年になる前に、厄除け・厄払いについて考えてみましょう。早めの選択が、あなたの人生をより良いものに変えていくかもしれませんよ。
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